夏が近づき、ビールが美味しい時期となってきました。私は、新発売のビール探しに店へ行っては購入を繰り返し楽しんでいます。最近は、色々な種類のビールが販売されていますが、違いが分からず購入に悩む方が多いと思います。そこで、簡単にですが分類について説明してみたいと思います。
ビールは主に産地や色、製法などで分類されています。
製法による分類では、大まかに『上面発酵』と『下面発酵』に分けられます。その他に『自然発酵』があります。
『下面発酵ビール』は分かりやすく言えばラガービールです。普段、飲んでいる喉越しスッキリのビールはほとんどがラガーです。そのラガーの中でも、ピルスナースタイルが日本で一般に「ビール」と呼ばれているものです。
つまり、アサヒ・キリン・サッポロ・サントリーなど、大手ビールメーカーの作るビールの大半はピルスナーです。
『上面発酵ビール』はエールと呼ばれています。エールは味わい深い感じのビールであり、このスタイルはイギリスで一般的です。
日本では流通が少ないですが、クラフトビールメーカーでは大手メーカーとの差別化を図る為にこの上面発酵ビールがよく作られているようです。サッパリ系のペールエール、ドッシリ重い系のスタウト、豊潤な香り系のヴァイツェンなどがあります。
『自然発酵ビール』は、上記の2つが酵母を加えて発酵させるのに対して、空気中の野生酵母を利用して自然発酵させたビールです。ベルギービールのランビックなどがこれにあたり、独特な香りと酸味が印象的です。
大体はこんな感じです。購入の際に参考となれば幸いに思います。
ビールと言っても、一つ一つ違いがあります。意識して飲んでみると、苦みだけではないビールの違いを感じることが出来ると思います。楽しく飲むのが一番ですが、自分好みのビールを探してみるのもいいのではないでしょうか。
最近、飲んだ新発売のビールを紹介します。まだ購入可能なので、気になる方は試しに飲んでみて下さい。
①『一番搾り 横浜づくり 横浜工場限定醸造』
②『セブンゴールド まろやかエール 無濾過 セブン&アイ限定』
矢野