先日、三溪園に行ってきました。
ここに来るのは小学生(1年か2年)の遠足で来て以来だと思います。
年数で言えば46年ぶり位です(笑)
なので、全然覚えてません。
ここは環状2号線と新しく出来た首都高湾岸線の真下の道路を使えば、当事務所からも15分程で来てしまいます。近くにこんなに素敵な所があったのですね。
園内には旧邸宅や、こんな風情たっぷりなお茶屋さんとかも・・・
【三溪園・・・三溪園は生糸貿易により財を成した実業家 原 三溪によって、1906年(明治39)5月1日に公開されました。175,000m2に及ぶ園内には京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が巧みに配置されています。(現在、重要文化財10棟・横浜市指定有形文化財3棟)
東京湾を望む横浜の東南部・本牧に広がる広大な土地は、三溪の手により1902年(明治35)頃から造成が始められ、1914年(大正3)に外苑、1922年(大正11)に内苑が完成するに至りました。三溪が存命中は、新進芸術家の育成と支援の場ともなり、前田青邨の「神輿振」、横山大観の「柳蔭」、下村観山の「弱法師」など近代日本画を代表する多くの作品が園内で生まれました。その後、戦災により大きな被害をうけ、1953年(昭和28年)、原家から横浜市に譲渡・寄贈されるのを機に、財団法人三溪園保勝会が設立され、復旧工事を実施し現在に至ります。・・・三溪園ホームページより】
もっと詳しく知りたい方はこちらを↓
http://www.sankeien.or.jp
しかし、色々な種類の桜があって、昼も夜も本当に綺麗でした。
桜・・・・おおよそ日本人にこれ程まで愛されている花はないだろうと思います。
淡いピンクの小さな花を咲かせたかと思えば、すぐにはらはらと散り去ります。
桜は何の為にあれほど美しく咲くのでしょう?
人間には『こうなりたい』とか、『かくありたい』 という欲望はありますが、 桜には『こんな風に綺麗に咲きたい!』なんて想いは有ろうはずがありません。
開花がニュースになったり、花を咲かせればその樹の下に人が群がります。これほどまでに幸せな樹木はないであろうに、花たちには幸も不幸もないのです。
人知れず山奥深くにある桜も時が来れば凛と花を咲かせ、多くの人々の前で咲かせる銘木も時が来ればあっさり花を散らします。
自然のままに命を循環させる桜のありように、人の目を気にしたりする自分が、時々愚かしく思えてなりません。
最後に一句
『散る花を 惜しむ心や とどまりて また来ん春の たねになるべき』
西行「山家集 春の章」より。
神宮司
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